トムと凛太郎(R&T)の活動日誌

YoutubeやStand.fmで活動しているトムと凛太郎の活動日誌です。

音声配信アプリ「Stand.fm(スタエフ)」はオワコン?過疎ってる?盛り上がりに欠ける理由を考察してみた

どうも凛太郎です。

私は相方のトムさんと共に、YouTubeで動画を上げたりStand.fm(通称:スタエフ)で音声配信をしたりと細々と配信活動をしています。
(過去の記事でちょこちょこアップ情報を載せているので、ぜひチェックをお願いします!)

www.youtube.com

今のところ大した成果はないながらも、YouTubeの動画アップもスタエフの配信も楽しく活動できており、御贔屓にしていただいている方たちには感謝しかありません。

ただ、スタエフに関しては「スタエフっていまいち盛り上がってないんじゃね……?」と感じることがあります。 もちろん、スタエフの運営さんはユーザー増やすために活動していますし、きっと増えているんでしょう。

『スタエフ ユーザー数』とかで調べると「ユーザーは増えてると思うからスタエフはオワコンじゃないよ!」的な個人ブログもよく見かけますね。

とはいっても実際にスタエフをしていると「ほんとにアクティブユーザー多いのかな?」と思うこともしばしば……。

まぁアクティブユーザーは増えているに越したことはないですが、
それにもかかわらずなんとなく盛り上がりを感じない理由について勝手に考察してみました。
※あくまで個人の感想(邪推)です

後発の音声配信アプリの割にこれといった特徴がない

今では一般的になりつつある音声配信。
Twitterやインスタでも配信ができるようになって、まさに戦国時代って感じになってる気がします。

そんなわけで、多くの配信アプリがリリースされてるわけですが、Radiotalk(ラジオトーク)・spoon(スプーン)・Pococha(ポコチャ)・17 Live(イチナナライブ)・iriam(イリアム)辺りの有名アプリは2015~2018年くらいにはすでにスタートしているんですよね。

そんな中でスタエフのサービス開始は2020年4月で、有名どころと比べるとやや後発。
にもかかわらず、サービス内容は「目新しさや目立つところがないかな」という印象がぬぐえません。

一応「芸能事務所と契約しているから芸能人のラジオが聴ける」「AIによるテキスト読み上げ、文字起こし」とかはありますが……。人によっては嬉しいだろうし、「AIすげー!」ってのはあるけど、それで日々の配信ライフが盛り上がるかというと私的には微妙かなと……。

ちなみに、私たちがスタエフを使ってる唯一の理由は【時間制限なく収録したトークを投稿できるから】です。ラジオトークも投稿はできるみたいですが、収録は12分以内という時間制限があるのでスタエフを使ってます。

多分、この投稿機能がなかったらスタエフやってないんじゃないかなー。

配信者>リスナーで飽和状態になってるのでは?

2021年に開催されたオンラインイベントでは、スタエフのデザイナーや代表の方が登壇して講演を行っています。そこでは「フォロー・フォロワー数、再生数の数字を非公開にしていて、競争をさせないことが特徴」と語られていたそうです。

ちなみに……2023年6月時点では、設定によっていいね数の表示ができるようになり、5月にはギフト数を競う課金イベントが行われました。「競わせない」とは一体……

まぁ、サービスを提供する側として「うちも慈善事業じゃないんでねぇ?」というのは仕方がないことだよね。うん。

ただ、適宜行われる機能の更新やプレッシャーを与えないってことで、配信者に優しい音声配信サービスってことはいえると思います。そのおかげか、新しく配信を始める人は少なくない印象です。

一方で、数回~数十回くらい配信・投稿して更新が止まるという方も多く見かけます。(個人の感想です)
私はスタエフを初めて1年半くらいになりますが、フォロー・フォロワーさんの中にも更新が止まっている人は正直多いです。

これに関しては「配信者ばかりが増えてリスナーが増えていない」ことが理由なのではないかと考えています。

スタエフは配信者に優しいから第一歩は踏み出しやすいけれど、肝心の聴いてくれる人が少なくてモチベーションが上がらないと……。人が増えれば配信者兼リスナーも増えるとは思うんですけど、それ以上に配信者が増えるので【正直飽和してない?】感があります。

あと、競争もなくマイペースに配信できるので「今日できなくても話すことがあるときに配信すればいいや」ってなりやすいのも理由の一つかもしれませんね。部活少しサボったら幽霊部員になってしまった的な。

スタエフの配信内容も盛り上がりにくいものが多い?

スタエフはそのデザインからも伝わる通り、良くも悪くも落ち着いた音声配信サービス。
なので、全体的に年齢層が高めというか、大人の方が多いです。この辺も盛り上がりに欠ける理由の一つかもしれません。

また、配信内容も、日々の出来事を語る「日記系」、自己啓発・NFT・web情報商材・ノウハウ的な「ビジネス系」、占いや鑑定などの「スピリチュアル系」を目にする機会がとても多い印象です。
なんとなく内容も落ち着いているので、どうしても「みんなで盛り上がろう!」的な感じにはなりにくいのかなとも思います。

ゆるく配信を楽しみたい、大人の人とのつながりが欲しい、うぇーい!みたいなのは苦手……という方は、スタエフが向いてるかもしれません。

収益要素も微妙……?

基本的に、配信アプリはギフトなどをもらって収益を得ることができます。それはスタエフも例外ではありません。
また、スタエフには、SPP(stand.fm パートナー プログラム)、メンバーシップ、コンテンツ販売といった収益システムも用意されています。それぞれの特徴は以下の通り。

SPP(stand.fm パートナー プログラム)

投稿した収録放送が再生された時間に応じて収益を得られるシステムです。収益の還元率は公開されていません。 SPPになるには運営の審査があり、承認の目安として挙げられているのが「チャンネルのフォロワー数が1,000人以上」。そのほかに、配信内容が考慮されるほか、TwitterなどのSNSの運用状況も影響するという話もあります。

メンバーシップ

チャンネルを応援してくれるリスナー向けに、収録放送の公開やライブ配信ができるシステムです。メンバーシップの開設は誰でも行うことができ、配信者自身で月額の値段を決められます。ただし、あとで月額の値段を変更することができないため慎重に決める必要があります。

コンテンツ販売

コンテンツ販売は、160円から34,800円までの62段階から好きな金額を設定して収録放送を販売することができます。こちらもメンバーシップと同様に誰でも販売が可能です。

収益要素は多いけれど……

ギフト以外にも収益要素があるのは魅力的ですが、正直スタエフだけで収益を得るのは難しいといえます。
良くも悪くも落ち着いた音声配信サービスであり、純粋なリスナーも少ない(と思われる)スタエフでは、どうしてもギフトが飛び交うような展開にはなりにくいと思うんですよね。

メンバーシップやコンテンツ販売は戦略と腕次第で可能ですが、そこまでしてわざわざスタエフにこだわる理由が薄い気がします。そもそも、スタエフって【競争させない】とか【やさしさ】とかを売りにしてるので、「戦略を練ってスタエフで収益化する!」というのと合ってないのでは……。もちろん、最初から収益化を狙ってる人は別ですが。

ただ、収益化を狙っている人は純粋なリスナーにはならないと思うので、配信者>リスナーという構図は変わらないしやっぱり配信は盛り上がりにくいままだよね。あとSPPですが、ゆるく楽しむ空気感の中&リスナー少ないんじゃね?って状態で1000人のフォロワーを集めるって難しいんじゃないかな。

裏を返せば、課金とかせずに純粋に配信を楽しみやすいともいえるね。

初の課金煽りイベント「超おめで鯛」

競わせない優しい配信でおなじみのスタエフですが、2023年の5月19日 〜 5月24日で初の課金煽りイベントが開催されました。どんなイベントかというと、「超おめで鯛」というギフトを一番もらった人は、自分のチャンネル専用の特別なギフトをゲットできる!というもの。

まぁよくある課金煽りイベントですよね。
ちなみに、超おめで鯛を贈ったリスナーの中から3名に、スタエフ内で使える1000コインのボーナスバックがあったみたいです。

で、このイベントの結果は、上位50位くらいまでのチャンネル名と獲得ギフトの数を公式のnoteで確認できます。
ここではチャンネル名は伏せますが、獲得ギフト数だけ軽く見ていきたいと思います。
1位2,701
2位1,474
3位600
4位289
5位109
6位84
7位82
8位74
9位60
10位36

まだ下に続きますがここでは割愛……。
で、確認できる分の総獲得ギフト数は5874個でした。 1位の人で全体の約45%のギフトを獲得してる計算です。1位と2位では70%以上……。スタエフの格差エグい……。改めて「競わせない」とは一体……

そして、この超おめで鯛のギフトは390コインで購入可能。1コイン1円とすると約230万円の成果ってことになります。
(実際はランキングに載らないけどギフトもらっている人もいるはずなので、もう少し高くなるはず。)

ギフト収益の取り分は、配信者が3割、運営が7割らしいので、少なくとも運営には160万以上入ったってことですね。 うーん……初めてではあるものの課金煽りイベントで230万円ってどうなんだろ? 運営の利益として多いんだろうか……ってところは若干気になるところ。(この辺詳しい人いたら教えてください)

ただ、ランキングで確認できる一番下は獲得ギフト4つとかなんですよね。上位50位以内に4つでランクインできるってことは、そもそもアクティブユーザーが少ないか、課金やギフトって土壌があまりできてないのかなと感じます。

ちなみに、今回のイベントって【スタエフを始めた時期】とか【フォロワー数】とか関係なく行われたんで、ほとんどの人がやる気すらなかったんじゃないかな。

あくまで個人の感想(邪推)ですのでご勘弁を

いろいろと【スタエフってオワコンじゃね?】的な話をしてきましたが、あくまで個人の感想(邪推)100%です。

「それってあなたの感想ですよね?」
まったくもってその通りです。

実際に私がスタエフをやっていて感じたり考えたりしたことなので、やり方次第ではしっかり成果も出ると思います。 「こんな考え方の人もいるんだなー」くらいに思ってください。
なんやかんやいいつつも、とりあえずは私たちもスタエフ続けると思いますし。

まぁ、スタエフをやっている人のレビュー的な感じで、どこかの誰かの参考になれば幸いです。

まだ、書きたいことはあるんですが、書くの疲れたのでスタエフの投稿で話そうかなと思います。
ぜひチェックよろしくお願いします!

stand.fm